経営学部SDGs実行宣言

2020.11.27お知らせ

経営学部は2020年11月に経営学部SDGs実行宣言を行いました。

経営学部SDGs実行宣言

持続可能な社会の実現にむけて、行為の先を見据える目を育みます

国連の掲げる持続可能な開発目標(SDGs)は、ミレニアム開発目標やRio+20を経て策定されました。そこで議論された貧困問題や深刻化する環境課題等の一端は、世界中に存在する企業の活動によってもたらされています。意図せざることであったとしても、結果として世界的な課題の起因となったものもあります。

しかし同時に、企業は持続可能な開発目標に向けて活動する主要な主体の1つでもあり、自らの利益のみではなく、その先を見据えることにより、世界的な課題の解決に参画できる主体でもあるのです。経営学は、企業を中心とする組織活動を主たる研究対象とする学問であるからこそ、世界的な課題が生み出された背景を理解し、それを克服するための見識を磨くことに寄与しなければならないと言えます。

大半の企業は、1人では成し遂げられない事を為すために組織化され、異なる知識や技能を持つ多彩な人材の力を結集して取り組みます。活動に必要な資源は組織の外からもたらされ、活動の結果は組織の外に影響を与えるという基本的な事実に基づけば、今ここの行為が、いかに波及するのかを理解することは、企業活動を理解することに他ならず、持続可能な社会を実現する上で欠くことのできない視点です。さらに、時間的空間を越えた他者との関わりを射程に入れれば、将来への影響を考慮に入れることは必然です。

経営学部では、経営学科と会計ガバナンス学科がそれぞれの特色を生かして、持続可能な社会の実現にむけて、行為の先を見据える目を育てることをここに宣言します。組織によって直面する社会的課題が異なることから、特定のSDGs目標のみに絞るのではなく、目標が相互接続的である点にも思いを巡らせると共に、社会的相互作用の中にあって近視眼的な活動では本質的な解決が望めない社会的課題に取り組める人材を育成し、持続可能な社会の実現に貢献します。

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