人間科学部SDGs実行宣言

2020.7.31お知らせ

人間科学部は2020年2月に人間科学部SDGs実行宣言を行いました。

人間科学部SDGs実行宣言

誰一人取り残さない

―この偉大な共同の旅に乗り出すにあたり、我々は誰も取り残さないことを誓う。人々の尊厳は基本的なものであるとの認識の下に、目標とターゲットがすべての国、すべての人々及び社会のすべての部分で満たされることを望む。そして我々は、最も遅れているところに第一に手を伸ばすべく努力する―

 国連「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」から

人間科学部とSDGsとの関わりは直接的です。SDGsの17の目標は、人間、地球、繁栄、平和、パートナーシップの5つの視点に分けられます。そのうち、人間に関する目標は、「あらゆる形態と次元の貧困と飢餓に終止符を打つとともに、すべての人間が尊厳を持ち、平等に、かつ健全な環境の下でその潜在能力を発揮できるようにする(目標1、2、3、4、5および6)」と説明されており、主に開発途上国を念頭に置いた目標だとされています。しかし、実際には日本でも、子どもやシングルマザーや高齢者の貧困や不健康、子どもや若い世代、女性に対する虐待や暴力の問題、障害のある人たちの機会の不平等、意思決定や収入に関するジェンダー不平等など、解決されていない問題が山積しています。そしてこれらの問題が、bio-psycho-socialに、一生を通じての人の健康や幸福に影響を与えます。私たちの学部はまさにこのような領域を追及しています。

人間科学部の2つの学科、1つの研究科、さらに3つの研究所とセンターは、これらの問題の解決を自ら考え、行動する人を輩出したい、また学生や教員の活動を通じて、直接社会に貢献したいと考えています。どんな社会にも、多様な理由で取り残される人がいます。私たちの領域や目標に最もふさわしいのは、国連アジェンダにある「誰一人取り残さない」という言葉です。

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