環境システム学科が3年ぶりに「たき火塾 in 奥多摩」を開催しました
2023.3.13イベント
環境システム学科は2月18日、コロナ禍のため中止していた「たき火塾 in 奥多摩」を3年ぶりに開催しました。特定非営利活動法人アースマンシップ代表理事の岡田 淳氏を講師として招き、環境システム学科の学生10名と教員が自分で集めた薪を組んで、ひとり静かに、自分だけの火をゆっくりとした時間のなかで育てました。手つかずの自然の中で火を育てるという行為を通して、謙虚な気持ちで、自分も、大自然も、宇宙も、共にあることを感じる、伝統的な日本人の自然観「山川草木悉皆成仏」を実感することができました。
◆参加した学生たちの感想
・たき火は自然の多様性と人間との関わりについて考えるのに良い効果があるようで、様々なことを考えることが出できました
・スマホの電波の通じないところで一日過ごすことで、デジタルデトックスの機会となりました
・とても集中して自分と向き合うことができたので良い時間となりました
・頭の中であまり考え事をせず、‟無”に近い意識でいる中で、川や風など普段意識して聞くことのない音が自然と自分の体に入っていく感覚がとても心地良かったです
◆担当教員のコメント
工学部教授環境システム学科 /環境学研究科 村松 陸雄教授
ご指導いただきました岡田 淳さんは、若かりし頃に受けたアメリカ先住民のトム・ブラウンのトラッカ-スク-ルの学びを原体験に活動されている、正真正銘のナチュラリストです。奥多摩の地で、たき火を囲いながら岡田さんと真摯に対話することで、人間と環境との関係性を再考するだけでなく、参加者一人ひとりが「いかに生きるべきか?」を自問する貴重な機会となりました。
【開催概要】
【関連URL】
学科サイト「3年ぶりに『たき火塾 in 奥多摩』を開催します」:https://esg.musashino-u.ac.jp/news/001024.html