法律学科・法学研究科合同SDGs関係授業「SDGsとESGを学ぶ」をオンラインで行いました
2021.5.12お知らせ
法学部法律学科・法学研究科は、2021年5月11日、オンラインにてSDGs関係の合同特別授業を行いました(主催は本学法学研究所:池田眞朗所長)。
授業の冒頭では西本照真学長から挨拶と本学におけるSDGsへの取組み、SDGs実行宣言についての説明がありました。授業は「SDGsとESGを学ぶ」をテーマに行われ、土井隆司前グローバル学部教授(しあわせ研究所非常勤研究員)、本田圭法学研究科客員教授(弁護士、長島・大野・常松法律事務所)、佐俣紀仁法学部准教授、池田眞朗法学研究科長がそれぞれのテーマで登壇し、最新のSDGsとESGを巡る状況、企業のESG投資、国際法(海洋ゴミ問題)や民法(金融担保)との関係について講演しました。
授業には法学部法律学科2年生から法学研究科の大学院生までが出席、教職員も含め240名超がオンラインで参加し、基本的なSDGs・ESGの考え方や様々な事例、さらにはより専門的な法律とSDGs・ESGの関係について学びの機会を得ました。
今回の授業の狙いについて、池田研究科長は「法律は社会の構成員をしあわせにするためのもの。コロナ禍で学生諸君の社会に対する目、つまり「社会意識」を育てる機会が減っています。適切な社会認識・社会意識がなければ良い法律の学びはできないし、将来の良い法律家は育ちません。法学研究科ビジネス法務専攻ではESGも必須の知識となります。したがって、法律学科でも、ESGについての教育も加えて、SDGs教育に法律学科らしい付加価値を加えることとしたい。受講にあたって各学年の達成目標も明示しています」と述べ、学年を越えて、学生のSDGs・ESGへの理解と学びの連携が深まることを期待しています。
オンラインで挨拶する西本学長
司会・進行に当たった池田法学研究所長
土井前教授の授業の様子
近年大きく増加し、注目を集めるESG投資(本田客員教授の授業)
佐俣准教授の授業の様子
【授業概要】
法学研究所主催
法律学科・法学研究科合同SDGs関係授業「SDGsとESGを学ぶ」
1.西本学長挨拶
2.SDGsとはなにか 土井前グローバル学部教授
3.ESGとは何か―環境法・エネルギー法の観点から 本田客員教授
4.SDGsと国際法――海洋ゴミ問題を素材に―― 佐俣准教授
5.SDGsの発想と民法・金融法への応用 池田法学研究科長
2021年5月11日(火)10:40~12:20
参加者 学生・教職員約240名