工学部 環境システム学科 明石修准教授が「地球環境論文賞」を受賞しました
2021.10.25お知らせ
工学部環境システム学科の明石准教授が、土木学会第28回地球環境シンポジウムにおいて、「地球環境論文賞」を受賞しました。
この賞は土木学会地球環境研究論文集で発表した論文のなかで、土木・環境工学における学術・技術の進歩発展に独創的な業績をあげ、顕著な貢献をしたものに送られる賞です。
今回の受賞は、2020年度に発表された論文を対象としたものです。
受賞論文:アジアにおける温室効果ガス短期削減目標が2050年までのエネルギー投資に及ぼす影響
受賞者:大城賢(京都大学)・藤森真一郎(京都大学)・長谷川知子(立命館大学)・明石修(武蔵野大学)
登載誌:土木学会論文集G(環境)76 巻 5 号 p. I_243-I_252, 2020
この論文は、京都大学と立命館大学との共同研究で、脱炭素社会に向けてアジア地域の早期のエネルギーシステムの転換の必要性をコンピュータシミュレーションモデルにより定量的に明らかにしたものです。
明石 修 准教授のコメント
今回、このような賞をいただくことができ光栄です。
この研究では、脱炭素にむけエネルギーシステムの変革が叫ばれる中、早期に対策を行うことが長期的に社会コストを下げることをシミュレーションモデルにより定量的に示しました。逆に言えば、対策が遅れれば後になり大きなコストを支払う必要があります。「今」の行動の必要性を示したという点で社会的にも意味のある研究ができたと思います。サステナブルな社会の実現に向け、これからも研究や教育、プロジェクト活動を頑張っていきたいと思います。
関連リンク
第28回地球環境シンポジウム地球環境委員会賞選考結果
https://committees.jsce.or.jp/global/node/71