「SDGs海外研修プログラム:スウェーデンに学ぶ持続可能な街づくりとビジネス」を実施しました

2020.07.31
工学部・工学研究科・環境学研究科環境システム学科
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事務局
武蔵野大学
2019年8月26日~8月31日にかけて、環境システム学科の学生7名と武蔵野大学附属千代田高等学院の生徒1名が、持続可能な社会づくりで世界の先頭をはしるスウェーデンに、1週間の視察ツアーに行きました。
(本ツアーは、株式会社One Planet Caféのコーディネートにより実施しました)
宿泊したホテルは、2000もの環境の取り組みをしているスカンディックホテル。電気は風力などの再生可能エネルギー、ペットボトル不使用、フェアトレードコーヒー、紅茶など、いたるところにサステナブルな取り組みが行われていることに驚きました。

オリエンテーションとスウェーデンは持続可能な国づくりについてのレクチャー
その後、オーガニックコットン100%使用、何度でも修理してくれるジーンズショップや、お客さんや従業員の健康のため化学物質を使わない美容室など、環境、人(健康)、経済が調和するサステナブルなビジネスについて学びました。
また、リサイクルステーションを見学し、リサイクル率99%を達成しているスウェーデンのゴミ分別、リサイクルの仕組みを学びました。

街を行きかうバスは生ごみを原料としたバイオガスで走る

スマホのアプリで利用可能な電動キックスクーターも普及している

何度でも無料で直してくれるデニム屋さん。また、着なくなった服は引き取りリメイクしてセカンドハンドとして再生するサステナブルなビジネス
その後、衰退した工業地帯を再開発し、ヨーロッパ初のカーボンニュートラル(CO2排出ゼロ)なサステナブルな街として蘇ったヴェストラ・ハムネンを見学しました。再生可能エネルギーの100%利用、緑ある街並みやビオトープ、歩いて暮らせる街づくりなど、テクノロジーと自然が調和した街を目の当たりにし、未来の街の姿を考えました。

ベジタリアンかつCO₂排出がほぼゼロのハンバーガー

カーボンニュートラル(CO₂排出ゼロ)のヴェストラ・ハムネン地区のモダンな街並み
4日目
800年前からの街がつづくゴットランド島ヴィスビーの街を見学しました。ゴットランドは「魔女の宅急便」のモデルになった街です。中世から続く伝統ある教会でありながら、LGBTの支援や養蜂を行う教会、伝統的な手法を使いながら風力ですべての電気を賄うリサイクルガラス工場、中世の建物をリフォームした環境ラベル認定のエコホテルなど、伝統と現代的サステナビリティの融合の実例を見学しました。また、グリーンフラッグという環境ラベルの認定をうけた幼稚園を見学しました。この様子は、地元の新聞で報道されました。

800年以上の歴史のあるゴットランドの街並み

幼稚園訪問の様子はゴットランドの地元新聞にも取り上げられました(左上の記事)

最新型太陽光パネルの見学

カヌーで自然を楽しむ

旅のまとめのワークショップ。日本に帰ってからのサステナブルなアクションを考える
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