大学キャンパスから持続可能な社会づくりを目指すサステナブルキャンパス構想

2020.07.31

工学部・工学研究科・環境学研究科環境システム学科

  • 工学部 環境システム学科

    明石 修

SDGsではTransforming our worldを合言葉に、持続可能な社会への変革が求められています。「世界の幸せをカタチにする。」をビジョンとする武蔵野大学において、足元からサステナビリティ(持続可能性)の達成を目指す取り組みとして「武蔵野大学サステナブルキャンパスプロジェクト」は立ち上がりました。このプロジェクトでは、気候変動や資源・廃棄物問題など世界の抱える問題を克服するための具体的アクションを大学キャンパスで行っていきます。イメージは「持続可能な社会における大学キャンパス」です。持続可能な社会において大学キャンパスはどのような姿をしているかをイメージし、そこに向かうアクションを展開していきます。

現在は、SDGsの「4. 質の高い教育をみんなに」「7. エネルギーをみんなにそしてクリーンに」「12. つくる責任つかう責任」「13. 気候変動に具体的対策を」の4つのSDGsのゴールを目標に活動を行っています。

その基盤となるのが『エコロジカルフットプリント プロジェクト』です。大学キャンパスや学生生活で使用するエネルギーやモノ・サービス(エネルギー、食、ペットボトル、紙など)に伴う環境負荷(CO2排出量など)を分析し、サステナブルキャンパス化に向けた課題を抽出し、数値やグラフィックで分かりやすい見える化します。

『RE100 プロジェクト』では、キャンパスで使用するエネルギーの100%再生可能エネルギー化、二酸化炭素排出量の大幅削減を目標とし、省エネ(空調、照明などの最適化)、創エネ(太陽光パネルの設置)、再生可能エネルギーへの転換について、技術、経済、制度などの面から分析し、実現可能なアクションプランを策定し、実現を目指します。

『食の循環 プロジェクト』は、都市型キャンパスにおける健康的で自然共生的なキャンパスライフを実現することを目的として、キャンパス屋上をコミュニティガーデンとして整備し、そこで無農薬・無化学肥料の野菜の栽培や養蜂を行っています。収穫した野菜やはちみつは大学内のロハスカフェでオリジナルメニューとして提供しています。また、ロハスカフェででる野菜くずや近隣地域の落ち葉を堆肥化利用するなど、地産地消で資源の循環を行っています。

現在は環境システム学科の研究室(教員と学生)を中心にこれらの取り組みを行っていますが、今後全学的な取り組みとして発展させていく予定です。

担当者

  • 工学部 環境システム学科

    准教授

    明石 修

一覧に戻る

  • SDGsカテゴリ一覧
  • 学部・研究科一覧
  • 担当者一覧